カカシ、誰もいないとこで、小さく歌とか歌ってたらかっこいいなぁ。
…妄想したら、かっこいいカカシ出てこなかった(>_<)
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暗部に追われていたイルカは、とっさに花壇の陰に飛び込んだ。ぱっと見そんなところに人一人隠れるスペースはない。暗部の精鋭もまさかそんなところにイルカが隠れているとは思わず、イルカを見失ったと慌てて通り過ぎていった。
学園に来て最初に昼寝スペースを探しまくったイルカの作戦勝ちである。
といっても、すぐにでて戻って来られてもやっかいなので、しばらく身を潜めることにしたイルカはついでに軽く昼寝した。
水の匂いがする。どこからか知らない歌が聞こえてきた。
誰に聞かせるわけでもない、口ずさんでいるだけの、微かな歌声。
いい声だな。
寝ぼけながら聞き惚れてイルカが寝返りをうった時、頭から冷たいシャワーをかけられた。
「うわっ」
「誰かいたの? 悪いね気づかなくて」
園芸部員なのか、見知らぬ少年が花壇に水撒きをしていた。花壇の陰で寝ていたイルカは運悪くその水を浴びてしまったらしい。濡れたのは頭だけとはいえ、普段括っている長めの髪から水が滴り落ちる様は哀れの一言であった。
むくりと起き上がり花壇の陰から顔を出したイルカを見て、少年は悪びれない様子で笑った。
寝ていた自分が悪いとはいえ、むっとするイルカの頭にタオルを乗せて、少年は乱暴にイルカの髪を拭った。
「大丈夫?」
間近で覗き込まれて、イルカはむすっとしたまま絶句した。
驚くほど整った顔の少年の目は、左右の色が違っていた。
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高校生だと少年じゃなくて青年かな?
片目の色が違うのはカラーコンタクト!
理由は…まだない(いいのか、それ/苦笑)
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